LIFE REPORT

学んだこと、感じたことを綴っていきます。

A.I. こんな未来は嫌だな。

HULUに2001年の映画「A.I.」が上がってたから懐かしくて観てみた。

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ちなみに、この映画の主人公であるハーレイ君とは同い年。

子供だった私もすっかり大人になってしまった。。

 

この映画が公開されていたときは、AIってなんだ?くらいの感じだったし、

こんなの物語の世界だと思ってたけど、

今となっていはこういう世界も現実にかなり想像がつく。

 

あらすじ

人間よりも資源を必要としないロボットが活躍する未来の世界。

そんな世界で最新ロボットとして開発されたのが人間の愛情を持つデイビットだった。

ちょうどその時、開発先の社員であるヘンリーの子供は事故で植物状態となってしまっていた。子供の代わりにとデイビットを家に呼び、妻モニカはデイビットに愛情をインプットしてしまう。しかし、そんなとき彼らの子供マーティンは奇跡的に意識を取り戻す。ある日デイビットとマーティンが遊んでいると、マーティンが事故にあってしまう。そのことで、モニカはデビットを森に捨ててしまう。人間によるロボット狩りの手から逃れながら、デイビットはモニカに愛してもらえるよう、本物の子供になるために奔走するのである。

 

感想

現在、AIは単純作業などの人間の補佐として開発が進んでいるところが多い。

人間の生産性向上、または人間が行うよりも正確にできるなど、あくまで労働の役割という概念。ただ、人間の欲望なんて計り知れないので、こういう愛情をもつロボットを作りましょう、とか、恋人ロボットとか子供ロボットとか作っていく可能性は高いと思う。ちなみに私はロボットに愛情を持たすのは反対。ソフトバンクの孫さんは生産性だけを求めたロボットは危険である、人間の愛情がわかるロボットが必要みたいなことを言っていたけど。。

この映画のハイライトは母親であるモニカが自分の責任でデイビットに愛情を覚えさせたくせに、ちょっとした問題行動があっただけでデイビットを森に捨てたこと。デイビットに愛情をインプットさせる悩んでいるとき、ヘンリーは「愛情を一度覚えさせたら二度と元に戻せない。最悪工場に持っていって破棄するしかない」って言ってたけど、

結局どこかで捨てられるという認識がモニカの中にあったのだろう。マーティンが同じことをして、モニカは同じように森に捨てたりしないと思うわけ。

モニカは破棄されるのはかわいそうだから、森にデイビットを捨てたんだと思うけど、

それは、ただのエゴだと思う。

AIの子供は年を取らないから、子育ての成長を見守る工程はできない。そう思うと結局愛情がわかってどんなにリアルに近いロボットも人間からしたら、さみしさを埋め合わせるただの道具でしかないのだな。

 

こういう風に人間都合で作ったのに、人間都合で廃棄していくような未来がきたら怖いな。そんなことを思ってしまいました。