LIFE REPORT

学んだこと、感じたことを綴っていきます。

常識に捕われず生きていくニューエリート

最近、日本では東大卒の官僚達の不祥事やスキャンダルニュースだらけ。

所謂エリート達が、悪いことをして世間のさらし者になっている。

 

まぁ、小さい頃から色んなことを我慢して、良い高校に入って、良い大学に入って、官僚になって、そこでも出世の為に努力してると思ったら、ちょっとくらい良い思いしないと割に会わないと思ってしまうのも分からなくはないけど。

 

こういうオールドエリートが叩かれている間に、のびのびと飛躍してるのがニューエリートということなのか?と思い,この本を読みました。

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内容

ポーランド生まれのピョートルさんは2000年に来日。彼の日本の古いオールドエリートに対しての視点を交え、Google時代、そして起業をしたご自身の経験から、新しい働き方、新しい成功者のスタイルを教える本。

 

感想

現状維持即ち衰退

これは、私のモットーでもありますが、この本を読んでこの考え方はこれからの社会ではさらに必要だと実感した。本のの冒頭で、こんなことが書かれていました。

これからの時代をリードする人には、もっと違う定義づけができるはずです。重要なのは、「今どこにいるか」という地位よりも、元いた場所と今いる場所に差があるということ。つまり、僕の成功の定義は「持続的に成長していること」です。

たとえば、会社員だった人が努力の末に起業の夢を実現したら、それがどれだけささやかな事業であっても、見上げるような成功です。小さな会社でも、転職してやりたかった仕事に就けたのなら、やっぱり成功です。

一定期間で区切った成長度合いで比較すれば、特に成功者とみなされていない人の中にも、実は成功者が存在します。

むしろ、彼らが成功者としてみなされる時代が遠からずやってくるはずです。こうした人を、僕はニューエリートと定義しています。

 

大人になると、どうしても会社の名前や年収がいくらあるということで、安心してしまう人がいます。大きい会社や年収が多いひとほどこの現状から外れないように、大胆な行動をとれず、 現状維持を求めてしまいがちです。

しかし、時代の流れは昔以上に早くなっていおり、現状維持のみを求め、自分の夢やパッションを忘れてしまうと、自分をアップデート出来なくなり、衰退していく時代が訪れます。

そして、今はまだ、大企業社員という肩書きを捨てることは、周りから軽蔑の目で観られたりもしますが、これからは、そんな肩書きに捕われず、自分の夢を追い求められる人間がエリートとなると言うことだと思います。

 

パッションとクリエイティブが必要

これからの時代は、単純な反復作業や、ナレッジ任せの仕事はどんどんAIが行っていきます。そのとき必要なのは情熱と想像力で未来を作る塚らなのだと思いました。

これからの働き方のステージは、クリエイティブエコノミーです。そしてこの時代に生き残る人材や企業は、ゼロから新しい価値を生み出す人々であり、彼らに求められるのは、情熱、創造性、率先です。デジタル化によって民主化が進むと、個人の軸をちゃんと持たないと大変です。平凡な人は会社保証と社会保障をもとめますが、これからは個人の力で動いていくことが必要です。

惰性でしか仕事をしてこなかった人、仕事は仕事で割り切りプライベートを優先している人、そういう生き方も今まではありだっと思います。しかし、惰性で出来る仕事はどんどん減っていくのでしょう。そうしたときに、人間に必要なのは未来を想像し、これからの社会に必要なモノを創造し、アウトプットし、情熱をもって行動し続けることでしか、キャリアを気づけなくなってくる。面白い仕事がしたいと思っている人に取ってはチャンスだけれど、何も考えづに日々生きている人は逆境に追いやられるのだと思う。

 

行動は早く!

たとえば、漠然と企業を考えているけれど、迷っているいるだけで時間を浪費しているようなケース。悩んでいるうちにタイミングを逸し。結局何もしないままずるずると会社にしがみつき、不本意なまま人生を終える。

これに私もなりそうで怖いです。

起業するなら起業する。しないならしないで、今の職場で何が出来るか考えて実行する。とにかく、何かを選択して動いた方が良いです。

そうなのです。決意をして、それに向けて行動を起こすしかないのです。凡人は、行動力でしか未来は切り開けず、 行動をすれば善くも悪くも現状は変わるのです!

 

まとめ

こないだ、父の実家でコンサートがあったのですが、そのときにミュージシャンの方がこんなことを言ってました。

先人に学びながら、先人を疑い続ける

 

okara0421.hatenablog.com

 

この本に書かれていることもまさにそんな感じです。

学校の先生や上司の言うことは間違っている訳ではない、しかし、彼らが経験したことも「今」では通用しないことも多々ある。だからこそ周りの言うことを鵜呑みにしてはいけない。自分の経験から感じ取った未来への課題を、自分の力で変えていく情熱、そして、行動力を発揮しニューエリートとして未来を切り開きたい。そう思いました。

ちなみに、ピョートルさんのHPにから本の感想をメッセージで送ったら、なんとお返事がきました。まぁ、フォーマットをコピペしてるだけかもしれないけど、なんだか嬉しいね!