ユニバーサル人事とは?
以前読んだ、「ニューエリート」の著者ピョートルさんのセミナーに行ってきました。
「宇宙人から見たmiraiのユニバーサル人事」
本の感想を送ったら、イベントの招待が来たので
どんなイベントかも分からず行きましたが、とても刺激になりました!
私も人材領域に身を置いておりますので、HR Techの領域には興味がありますし、
自動化を通じもっと働くことが楽しく楽にできればと願っており、
そのヒントみたいなものが学べた気がします。
学んだことを簡単にまとめます。
innovation×commnication
部下、上司という枠をこえ、もっと情報をオープンにすることでフラットなコミュニケーションが生まれる。
どこにいても情報が共有されるため、東京、地方、そして世界とどこでも繋がれる。
コミュニケーションが生まれることで、よりチームとして仕事をしている意識が高まり、組織の安定性が保たれる。さらに、コミュニケーションが活性化していくことで、チャレンジできる環境が生まれ、組織の力もアップしていく。
今回のセミナーでは、グーグル、サイボーズ、プロノイアの3社の方が会社で行っているチーム作りに関して話してくれました。その中で、プロノイア社は社長のメールアカウントに正社員であれば誰でもアクセスできるんだとか。
また、サイボーズでも会社の意思決定に関わる事項をすべてデータとして公開することで、社員全員がどうしてこの意思決定がされたのか確認ができる。
私は今上司の喧嘩中なのだが、
私の不満のなかにはプロジェクトの意思決定やリーダーの考えが見えないことにある。なんだか勝手に意思決定されそれをただ受け入れるだけの仕事など面白くない。
会社の決定事項がどのようなプロセスで行われ、
自分なりに納得し、協力したいと思えたうえで仕事をすることが組織の帰属感を高め、イノベーションが生まれやす組織ができていくのだと思う。
上司へ媚びを売る必要がなくなる
HRテクノロジーを活用すれば、個人のPC上での仕事の仕方もデーターとして出すことがでるのだとか。
そうすれば、現状の日本の会社でよくある上司へアピールした奴だけが出世できるみたいなこともなくなるのではないかと思う。
別にアピールが悪い訳ではないが、政治界でもよくある上への忖度が発生し、仕事の本質ではないところにエネルギーばかりを注がなくてはいけなくなれば、
仕事に生産性がさがるのははっきりしている。
それに、コミュ力という言葉があるように、現状の日本社会ではコミュ力の高い人間ばかりが評価される傾向にある。だからこそ、上司のご機嫌がとれる、媚びを売れる人間が仕事のスキルだけでなく評価されてしまう。
PC上の仕事の仕方を可視化でき、会社の情報もオープンに常になっていれば、
ちょっと内気な人間も
コミュ力が高い人間と同等に評価されるようになるのではないかと感じた。
制度より風土
グーグル、サイボーズの方が、これから求められる人物像に
「わがままで自分の主張ができる人間」、
そして「自分のビジョンを持った人間」と言っておられました。
私もそう思います。ただ、そのような人間を受け入れる風土みたいなものは
日本企業にはまだ根付いていないとも思います。
自分の主張をすれればめんどくさいやつと言われ排除されるのが日本だと感じます。
「うちの会社は自己主張をする人を求めましょう!」と制度を作ることはできますが、
そういう人を受け入れる風土を作るのはまだまだ時間がかかりそうです。
これは、働き方改革全体に言えることだけど、副業の推進、育休、生理休暇などなど
会社の制度として取り入れることは、制度ですと決めてしまえばできることだけど、それを気持ちよく受け入れられなければ、パワハラ、パタハラ、セクハラに発展してしまうとおもいます。そこをどう変えるのか、そこを考えなくてはなと思うのです。
感動を作れる人
最後にピョートルさんが求める人物像に「感動を作れる人」と言っていました。
プロノイア社の方が最後になぜ今の仕事をしているのか話していたのですが、
本当に感動的な話でした。
人に感動を与え、行動を変えることができる人が、
社会を変えることもできるのかなと強く思いました。
社会を変える前に、上司のことも納得させられない私ですが、
人に感動を与え人の行動を変えられる存在になれるように頑張ります。
まとめ
こういうイベントに行ったことがなかったのでかなり最初は挙動不審でしたが、
来ている人もいろんな人がいてコミュニケーションがとれてよかったです。
そして最後にはピョートルさんと名刺交換もできました!
そして話を聞くだけでなく、ディスカッションをする時間もかなり多く、アウトプットできる時間もあったし、カジュアルな感じで参加できまたいきたいなと思います。
未来フォーラムのイベントは値段も3000円くらいでいろんなことが学べるし、
ケータリングのレベルも高くお酒も用意されているので、同僚や上司と飲みに行くよりお得感があります。
もっと自分が起業したい旨をアピールすればよかったのですが、
なんせ挙動不審だったので、今度参加できたら、
もっとどうどうと自分のことを話そうと思います。