LIFE REPORT

学んだこと、感じたことを綴っていきます。

今期1番面白かったドラマ「アンナチュラル」最終回を見て思ったこと

今期ダントツで1番面白かったドラマ

「アンナチュラル」が昨日終わってしまった。。。

 

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このドラマは人生の中でも相当上位に食い込む面白さだったなぁ。

 

このドラマがいかに面白かったかは、色んなところで書かれているので、

最終回のピンポイントなシーンで考えさせられたので、そのことについて綴ります。

 

 

それは石原さとみ演じるミコトが第三話にも登場した女性軽視の嫌な弁護士に

連続殺人を立証するため嘘の鑑定書書いてね!って頼まれて、

ミコトはとっても悩んでしまうんです。

 

警察からも、「嫌な弁護士に協力してね」って促されるし、

UDIとしては協力しないと大人の事情で色々大変名ことになってしまう。

 

それでもミコトはそんな鑑定書はやはり出せないと心を決めるんだけど、

松重豊演じる神倉所長はミコトを先回って弁護士に真実の鑑定書を渡すんです。

もちろん弁護士ご立腹。「水澄先生はまったく。」みたいな感じ。

そのとき所長は「水澄ではなく私の判断だ」って言って弁護士に一喝するんです。

 

そしてUDIに帰ってきた所長は言うんです。

「職員1人に背負わせて、知らぬ存ぜぬはできません。

嘘の鑑定書を1度でも出したら、

水澄先生は法医学者である自分を許せなくなる。

法医学者は我が国に取って貴重な存在なんです。

これからも頑張ってもらわないと」

 

神倉所長がいるから、UDIは良いチームなんだよーと思った瞬間。

 

 

そして、こういう上司が欲しいと思ったし、

自分もこういう上司になっていこうと思ったシーンでした。

 

 

上司というのは組織を守るのももちろん大事だけど、

部下を守って、将来のキャリアを考えてあげるのもとっても大事な仕事だと思う。

 

 

どちらかというと、組織全体を守ることのみに目を向けてしまうばかりに

部下ひとり、ひとりの思いを汲み取ることは疎かにしがちな場合が多いです。

 

 

神倉所長は自らが弁護士や警察が望んでいない鑑定書を出すことで、

組織が潰れるかもしれない責任をミコトにかぶせないように守り、

 

嘘の鑑定書を出さないことで、ミコトの法医学者としての

これからの長ーーいキャリアを組織を守ることよりも優先したんです。

 

 

なんて素晴らしい上司なんだろう。

これぞ上司の鏡。

 

 

 

最近の国会の文書改ざんを官僚に責任転嫁をしている自民党の皆さん、

神倉所長を見習いましょう。

 

 

それにしても、最後には第3話でバチバチだった弁護士とミコトが協力して

法廷で連続殺人犯を追いつめていたのは、なんだかさわやかだったな。

 

 

来期もこんなおもしろいドラマがあることを願います。